とりあえず聞き込み調査

2014年2月27日。
やってきたのは、
切手に書かれたサンタクルスという町。

ネットで調べた情報によると、
ボリビアでは、アメシストも有名だけど、
もっと珍しいボリビアでしか採れない、
ボリビアニータという宝石があるのだとか。

ボリビアニータというのは、
アメシスト（紫の石）と
シトリン（黄色の石）が、
1つの石の中で混じり合っている不思議な石。
宝石名的には、アメトリンというらしいが、
ボリビアでは、ボリビアニータと呼ばれているらしい。

ということで、せっかくなら、
ボリビアでしか採れない石を採りたい！

と意気込むが･･･
切手に書かれた Anahi鉱山は、
ボリビアとブラジルの国境近くにあるらしい
とまではわかったが
当然のことながら、
ネット上に、鉱山への行き方は書いてない。
ネットでの情報はここまで。

そんな中どうやって探そうかというと･･･
考えたのは聞き込み調査！

サンタクルスの町で、
ボリビアニータを扱う宝石店なら、
鉱山のことを知っているかもしれない。


翌日、2月28日。
スペイン語は話せないので、
インターネット翻訳してメモした
「ボリビアニータの鉱山に行きたい！」
を見せよう！！と準備し、いざ町へ。

町をさまよう中で、
市場の一角に宝石店通りを発見。

いくつかお店を訪ねてみると、有力情報が。
2階に知っている人がいる、とのこと。



早速行ってみると、
あるお店で、ボリビアニータの原石を発見。



これは期待できるかも！

例のメモを見せると･･･
スペイン語がわからないので、
なんとも意思の疎通がとれてるか微妙だけど、
行きたい！というのは分かってくれた様子。
でも、行けないと言っているような気が･･･

それでも、とりあえず行きたいと連呼していると･･･

「めっちゃ遠いし、
　手こぎボード＆小さな飛行機に乗らなければならない。
　俺は行かない！」

ってジェスチャーも交えて言っている。たぶん。
どうやら、とんでもない場所にあるのかも。

とはいえ、『はい、そーですか』と
簡単に諦めきれない。
コロンビアのエメラルド鉱山に行くには、
すごいお金を要求された。
これはやっぱりお金の問題！？
ということでお金を払うから連れてってと交渉。
すると･･･

「行かない！行かない！絶対行かない！」

何度お願いしても、返事は変わらなかった。
えーーー、一緒に行こうよ～。



おっちゃんは絶対に行かない。
そんなにすごい場所なのだろうか？
でも、そんな場所なら、逆に行ってみたい！

この日は、いくつかのお店で、
いくつかボリビアニータ原石やアクセサリーを購入。
なぜ原石を買ったかというと･･･
聞き込みするときに現物があった方が
わかりやすいかなと思ったからと、
行けないと言われたので、
行けなかったときのことを考えて買ったのだった。



翌日、3月1日。

新たなジュエリーショップ市場に行ってみることに。
その中のお店で、ボリビアニータの原石を発見！



鉱山のことを聞いてみると･･･

「ムーチョ アグア ノー！」

スペイン語を調べると･･･
ムーチョ ＝ いっぱい
アグア ＝ 水
ノー ＝ ダメ

いっぱい水ダメ･･･

今は雨季だから行けない！！！！
ってことか！

さらに、ここのお兄さん曰く、
Anahi鉱山ではなく、San Matiasという場所らしい。
う～ん、鉱山もいろいろあるのかな？
よくわからない。

この日は、他にも鉱物屋さんを発見。
鉱山の場所のことはよくわからないようだけど、
なんか気になるものがいっぱい。

鉱山は無理っぽい。
どうやって持って帰るかも考えず、
グラマラスなお姉さんが、
いろいろおまけしてくれたので、
いっぱい買ってしまった♪



その後、聞き込み調査を続けるも、新たな情報はなし。
そこで、日本人の方が経営する
三浦商店というお店に行ってみることに。

ボリビアニータ原石を見せるも、
そんな石のことは知らないよう。
ということで、続いて、
ボリビアとブラジルの国境の町への行き方を尋ねてみた。

すると･･･

国境の町プエルトスアレスまでの道路は、
舗装されてて、バスで行くのがいいらしい。

でもカンナバル（カーニバル）で、
みんな働かないし、バスも出てないんじゃない？
とのこと。

さらに･･･

カンナバルは、日本人の女子はとくに狙われるから、
出歩かない方がいいらしい。
とにかくカンナバルあけの水曜日までは動けないよ。とのこと。

えーーっと、今は土曜日なので、
あと、日、月、火、3日も動けないの？

カンナバルってなに！？

どうしよう･･･