切手からはじまる旅

Country
Bolivia
Location
Oruro
Schedule
2014-02-19-2014-03-19
Target
Bolivianita [Ametrine] / Amethyst
ペルーから陸路で、ボリビアへ。
この旅4カ国目。



オルーロという町はカーニバル準備の真っ最中♪
私たちが止まっていたホテルは、ちょうどこの広場がよく見えるホテルで、
カーニバル当日の宿泊料金は1000ドルだそう・・・すごっ!!



この町にも鉱山があり行ってみたけど、
マニアック過ぎたので割愛。



各国で買っている切手♪



この石みたいの、食べられるらしい♪
どうやって!?



絞りたてオレンジジュースにはまる♪ うますぎっ!
この旅で一番おいしかった!!

こんな感じで目的もなく、ボリビアをぶらぶら。
次にどうするかを相談してた時・・・

『このまま、こんな風に旅を続けるの?』

一緒に旅する、もうひとりが言った。


旅に出る一ヶ月前、
私も仲良くさせてもらっている俳優の宇梶剛士さんが、
「南米大陸3000km 爆走!ポンコツラーメン屋台」
という番組に出ていた。
ラーメン屋の主人と軽トラで南米を旅しながら、
現地で食料を調達し、その売り上げで南米縦断しよう、
という企画で、
アメリカの次に、私が行きたいと思っていた場所、
マチュピチュやウユニ塩湖にも行っていた。

旅で行きたい場所も出そうということで、
二人それぞれ見ていたのだが、
たまたま、彼の元仕事仲間の人が、
ディレクターとして同行しているのを
テレビ画面を通して発見して、
ずっとこう思っていたそう。

『宇梶さんも、友人ディレクターも
 お金をもらって、一般人には出来ないような、
 すごい体験をしている。
 しかも友人ディレクターはロケハンを含めると
 二回は行ってるはず。
 なんで自分はお金を払って普通の旅をするのか?』

ただ旅をするのはつまらない!
旅の期間はたっぷりあるし、
誰かの旅をなぞるような旅はやめようと。
と彼は言う。

テレビのお仕事をしてたから
そう思うのかもしれないけど・・・

私につきあって、
普通に観光地・世界遺産に行っていたら、
あらためて、そう思ってしまったようで・・・

別になぞってないし、なぞる気ないし。
ただ、自分が行きたかった場所に向かっていただけなのに。
この男、面倒くさい。

たしかに、
世界一周の旅に出るにあたっても、
マチュピチュやウユニ塩湖に行くにあたっても、
どうやって行けばいいのかわからないから、
ガイド本や日本人旅行者のブログなどを参考にして、
行き方を決めることもあったけど・・・。

世界一周の旅。
どんな旅をするのもその人の自由。

でも、今の旅は、世界一周という名の
短期旅行をつなげただけの海外旅行でしかない!

誤解を恐れずに言うと、
テレビや本で見た綺麗な場所から行きたい場所を選び、
お金を払ってそれを確認しに行く、
言うなれば、通販カタログ的な旅。

観光客、それも日本人がいっぱいの観光地。
ツアーに参加すれば、絶景も見れる。
世界中の旅人とも出会える。
次なるオススメの場所も教えてもらえる。
でも、例えるなら、
ツアーに参加して出会う○○族と
山奥を彷徨っている時に偶然出会う○○族では、
まったく意味が違うと思う。

旅がつまらない一番大きな要因。
それは・・・
お金を払えば、誰でも、
大体のことはでき、行くことができること。
だから、誰でも同じような旅になってしまう。

もちろん旅行なんて、そういうものだし、
今まで日本で旅行する時もそんな感じだったし、
ツアーに参加して素敵な出会いもあった。
それを否定するとかじゃないけど、
せっかく仕事も休んで旅に出たのに、
これを1年続けるのはどうかと思う。
ダイヤモンドを探した時のような
出来るかどうか分からないことに
チャレンジをしたい!
と彼は言う。

・・・うん。
言いたいことは分かった。
確かに、共感できる部分もある。

でも、行きたい場所に行って、
自分の目で見たい景色を見ることも大切。
写真やテレビで見た景色でも、
自分が実際に行って見ると、感動する。

だけど、
ダイヤモンドを出した時の震えるような、
あの感覚とはちょっと違う。

どこかで一度見たことがある有名な場所に、
ただ行くだけ、
ただ見るだけじゃ、
少し物足りない感じがしてきてる。
ダイヤモンドを見つけてから、
何かが変わった。

私が行きたかった場所にはもう行けた。
このあとは、誰も予想できない、
何が起こるかわからない、
ドキドキするような旅もいいな。
そう思った。


『じゃあ、なにする?』



・・・二人で悩む。



そんな時、思い出したのは、
オルーロの郵便局で買った
この切手。



何気なく買った切手の中の一枚だったけど、
ボリビアって、アメシストが有名なのかな?
アメリカでダイヤモンドを見つけてから、
宝石の原石に興味を持つようになっていた。


そうだ!
この石を探しに行こう。
ここに書かれた場所だけを頼りに、
この石を探すのは?


二人の意見が一致。
なんかわくわくしてきた!


切手から始まる旅!?


切手の横には、
Amatista Mina Anahi, Santa Cruz
と書いてある。

Amatista = アメシストのスペイン語
Mina = 鉱山
Anahi = おそらく鉱山名
Santa Cruz = 地名

サンタクルス(Santa Cruz)のどこかに鉱山がある
んじゃないかな・・・、たぶん。行くだけ行ってみよう。

アメリカでダイヤモンド。
ボリビアでアメシスト。


宝石を採る旅!


ウユニからサンタクルスへの行き方は、
他の人のブログや本の情報によると・・・
オルーロに向かい、そこから長時間バス。
でも、なるべく無駄な時間は使いたくない。
もうひとりが調べてみると、
オルーロから飛行機でも行けるらしい。

だけど・・・

旅で出会った仲間から、
そこには空港ない!
ガイドブックにも載ってない!
みんなバスで行く!
と言われた。

でも、彼のリサーチでは、
そこに空港があり、飛行機が出てる!
という。
なかったらなかった時に考えよう!
と行ってみることに。


すると・・・


空港、あった!


ガラーーーン具合がすごい。


けど、ちゃんと飛行機は飛んでるみたい。



あっ、飛行機だけど、
セスナタイプ。



前のおばちゃん、
離陸前から離陸した後まで、
ずっと電話しまくり。
いろんな意味で、怖かった。



ネットや本には載ってない、
出会った旅人も知らない行き方。
手探りって、おもしろい!

まあ、向かうのは、
普通に大きな町・サンタクルスだけど。
まず第一歩!