やっぱりアクアマリンを採りに行こう!!

Country
Vietnam
Location
Hanoi / Vinh / Quỳ Châu
Schedule
2014-09-02-2014-09-10
Target
Aquamarine
この旅、最後の目的。

それは・・・

アクアマリンを採ること!!!!


ルックイェンで、
アクアマリンを売っていたお母さんに聞いたところ、
どれもゲアン省で採れたものらしい。
ネットで調べてみると、ゲアン州のクイチャウという町に、
宝石鉱山?採掘現場?があるらしい。

事前調査によると、ベトナムのアクアマリン鉱山は、
とんでもない場所にあるらしく、
5時間歩き続けた。
サソリが出る道を歩いた。
いくつも川を越えて行った。
・・・と、あった。

最初はとても行ける気がしなかったけど、
ルックイェンのルビー鉱山で、
ジャングルやら崖やらを登って何時間も歩き、
ルビーをゲットしたことで、
行けるんじゃない!?
という気になった。

ゲアン州は、ハノイから南に位置する場所のため、
ふたたびハノイへ。



この日、ベトナムは建国記念日だったようで、
街中に国旗が掲げられていた。

最初に泊まったホテルと同じホテルに戻り、
ゲアン省クイチャウへの行き方を、
またまたホテルのお姉さんに聞くと・・・
どうやらバスで行けるみたい。

翌朝、お馴染みミーディンバスターミナルへ。



クイチャウへ行きを聞いてみると、
ゲアン省の都市ヴィンで乗り換えが必要らしい。



というわけで、今日はヴィンを目指すことに。
この旅、初めてのスリーピングバス。
憧れだった寝台タイプ。



中はというと・・・
2階建てならぬ、2段ベッドスタイル。



今までギュウギュウだったベトナムのバス、
でもこのバスは快適すぎる。
あ〜何時間でも眠っていける〜♪

11時30分発の予定が、少し遅れて11時45分に出発。

すると、10分後・・・

ドスン!!!

追突事故起こす。



何も知らされず、待たされる。
そこから1時間半、ようやく再出発。



ハノイの街を抜けると、すぐにどこまでも続く田園に。
遠くの方には世界遺産のハロン湾を思わせる、
奇岩がどこまでも続いてる。
いくつも小さな町を越えると、山の上にも立派な国旗。

車内はくつろげて快適!
のはずだったけど、
備え付けのテレビで映画の上映が始まった。
これが尋常じゃない爆音!!
耳が痛くて眠れない・・・

ついでに、この快適なバスにもトイレがなく、
休憩もない。
ようやく休憩で止まった場所は、
何にもない線路沿いのバナナ畑。
みんな野に放たれた。
男も女も一緒だけど、しかたない。
もう、ニーハオするしかない。

スッキリ!と思ったら、
もうしばらく走ったところで
普通にトイレとかあるお店で休憩に入った・・・なんだ。



途中、未舗装の凸凹道に突入し、大渋滞。
なかなか進まなかったけど、
夜8時半、このバスの執着地ヴィンに到着。
今日ここからクイチャウに向かうのは、難しそう。



というわけで、急遽ヴィンのホテルを探す。
バスターミナルの近くに安くていいホテルを発見。

そして、食事にくり出す。
そこで・・・日本人との出会い。

はじめて日本語が通じる!
ここぞとばかりに、いろいろ質問。
オススメの料理や、アクアマリンのこと、
クイチャウへの行き方。
クイチャウには行ったことがあるらしく、
ヴィンからバスで行けることが判明。
かなりの田舎らしい。

もうひとつネットで調べた気になる場所についても聞いてみる。
まったく読み方がわからなかったけど、スンレという名前らしい。
彼の名前は清水さん。
ベトナムで会社を興したそうで、
ベトナム人の弁護士さんなどもいたので、
電話番号とメールアドレスも教えてもらう。
これがのちのち私たちを助けることに。



こうしてクイチャウまでの行き方もなんとなくわかった。

翌日、ATMでお金をおろして、準備は整った。



昨日着いたバスターミナルへ。
すると、ここからクイチャウ行きのバスは出ていないらしく、
別のバスターミナルへ行くように言われた。

タクシーに乗ったり、人に聞いたりして・・・



ようやくたどり着いたのは小規模なバスターミナル。
でも、貨物のバスばかり・・・大丈夫かな?



クイチャウ行きのバスは誰も乗ってない。
クイチャウに行きたいと言うと、
ホントに?マジで?間違えてない?
みたいな感じ。
地元の人もめったに目指さないような場所みたい。

ようやく出発!と思ったら、
元来た道を戻り、ホテルの前へ。
そして最初のバスターミナルへ。
ここで乗れたじゃん!!!

無駄な1時間を過ごし、
12:00前にようやくハノイ方面に向かって走り出した。
料金は80000ドンと書いてあったのに、
なぜか200000ドンももっていかれる。
荷物席代?ばったくり?



途中で、本線道路から外れ、クイチャウを目指す道へ。

オジサンが隣のイスに足かけてくるし、
隣の席の人足踏んでくるし、
おばちゃん、魚臭い手で私の頭さわるし。最悪。

途中、少年たちが乗ってきて、
同じクイチャウに行くというので、
ホテルはあるか聞くと、ホテルの前で一緒におりてくれた。
やさしい少年たち。

結局4時間半弱。



少年たちが教えてくれたホテルは、
お父さんもお姉ちゃんも感じがとってもいい。
ここに決定!

さっそくクイチャウの街でアクアマリンの聞き込み調査。
日差しが強すぎて、痛い!



想像していたより都会で、ATMはないけど、銀行も商店もいろいろある!
でも、宝石屋さんには金とかしかない。



アクアマリン・・・ないな。

スーパーのお姉さんにアクアマリンの画像を見せて、
聞き込みするも、知らないという。
さらに別のお姉さんとお兄さんに聞き込みを続けると、
「チャウ ビン」というキーワードが出た。

今来た道を、20km戻る感じの場所にあるようす。
そこではルビーが採れるそうだが、
アクアマリンもあるっぽい。
これは期待できる。

さらに、道を歩いていると、お父ちゃんに手招きされた。
イスを用意され、中からお母ちゃんがルビーの原石を持って来た。
1992年に採れた石だそう。



この人ならアクアマリンのことも知っているかも。
画像を見せて、聞いてみる。
『アクアマリンある?チャウ ビンにある?鉱山ある?』

すると、「アクアある!」という感じの反応。
タイ ボーという24km戻ったところの街にもあるそう。

『一緒に来て!』というベトナム語が
奇跡的にアプリに入っていてくりだすと、お父ちゃん、少し悩んでいた。
息子は行かないとすぐ首を振る。
『ブルンブルン(モトサイクル)でみんなで行こう!』とジェスチャー!



あんまり私たちがしつこいので、
しぶしぶ、お父ちゃんからOKが出た!

明日、朝7:00にここに来いと。
一緒にアクアマリン鉱山に行く約束をしてくれた!

うれしくて、かわいいケーキを買って帰る。



やった!いきなり道がひらかれた!
今日は早く寝て、明日に備えよう。