この山にルビーはあるのかな!?
ちょっと不安になってきた。
見つかるのは、スピネルばかり。
ルビーは、上、上!というので、
上にあるという、ルビー採掘現場を目指す。
キレイな水が流れる沢にそって登っていく。
すると、川のそばでハァーンお父ちゃんが!
「ルビー、ルビー!!」
ホント!?
すると、結晶がたくさんついたのをくれた。
色はよくないけど、どうやらルビーっぽい。
そこからさらに登っていくと、
川の中に木の洗い枠作って作業してるお父ちゃんが。
軽く会釈をして、洗ったあとの、
捨てられた砂利の中からルビーを探す。
おおっ小さいけど、真っ赤なルビー発見!!!
でも、ほとんどが透け感のない、薄いピンク色の石ばかり。
ルビーなのか、スピネルなのか、ただの石なのか、
正直よくわからない。
なので、洗い場を見せてもらおうと、
作業をしているお父ちゃんにもとに。
すると、残った砂利を見ていいとのことで、
お言葉に甘えて、探そうとしていたら・・・
ハァーンお父ちゃんが、
「もう下山するよ!!」って声を掛けてくる。
マジ!?まだここに来て3分も経ってないのに。
う〜ん、チリのラピスラズリの時と同じパターン。
急いで、探す。
こんな時は、とりあえず片っ端から砂利を拾って、
袋いっぱい詰め込んで持って帰ればいいのにと、
いつも後で思うのだけど、なぜだかその判断ができず、
その場でちゃんと選んでしまう。
そんなこんなで少しだけ、ルビーをゲット。
私たち的には、あと3分待ってって感じだったけど、
なにか用事があるらしく、ちょっと怒り気味?で
どんどん先行っちゃった。
道がないので、一人じゃ帰れない!
見失わないように、
沢の中つるつる滑る岩をダッシュで下って行く。
木をくぐって・・・
もうひとり、滑ってこける。
私も滑って、最後の最後にこけた!左足負傷。
ハァーンお父ちゃんはどんどん先に行って、バイクでスタンバイ。
ごめんなさいって謝って3人乗り。
最後に、ハァーンお父ちゃんから、
ここで採れたルビーの原石をお買い上げ!
ハァーンお父ちゃんとの記念!
これだけ案内してくれて1000円は安すぎだろうと思ったので、
結構なお値段でお買い上げした。
ハァーンお父ちゃん、ありがとう!!!
当初の予定よりも、2時間ほど遅れて下山。
バイタクの二人にもチップをはずみ、ごめんなさい。
すると、なんとバイタクの二人が待つお家のすぐ裏の田んぼに
スリランカ的な採掘現場が!!!
せっかくなので、
ここで採れたというサファイアの原石をお買い上げ。
帰りの道も超オフロードだったけど、
田んぼや山の景色青い空、本当に美しくて見とれた。
お兄ちゃんは泥が付くのを異様な程に気にしてたくせに、
最後は絶対はまりそうな泥水の中へ。
案の定、タイヤを採られて泥池の真ん中でストップ。
サンダルが片方なくなった。なぜ、そこを選ぶ?
ホテルのお嬢さんに、
『アンフー行ってきたよ!めちゃ疲れたけど、ハッピー!』と報告!
ベトナムのルビーも採った。
フォーを食べてお腹を満たす。
今日はよくあの崖を登った。
全身筋肉痛!!!
でも、超楽しい1日だった!
翌日。
お世話になった宿を後に、ハノイへ。
帰りは直行バスがあるらしく、8時間の持久戦。
くねくねの山道をくだる時も、結構なスピードで、
地元のお父ちゃんも、隣でゲーゲーしまくり。
私はというと・・・
バイタク2人乗りだったり、山登りだったりで、
8時間バスに揺られてるくらい、なんてことなくなっていた。
ベトナムは、私を強くした。