ホテルを出発してから1時間半。
2時間後に戻ってきてと、バイタクのお兄ちゃん達とお別れし、
お父ちゃんと私たちだけで山の中へ。

小川を渡って、赤土の地面の道を上っていく。
熱い!体が重い!汗がやばいくらい出てる!!!
しばらく行くと、採掘場所らしきものが見えてきた。

近くにある小屋へ向かうと、人がいた。
急な来客にもかかわらず、お茶を出してくれた。

みんないい人。謎の竹のタバコに興味津々。
お父ちゃん、ここで採れたと思われるスピネルとルビーを見せてもらう。

やっぱり買い付け人なのか、しっかりチェック。
ちょっと休憩したあと、
私達は買いたいんじゃなくて、掘りたい!とジェスチャーすると、
山に行くか?って感じのお父ちゃん。
行く行く!!
彼らにお礼を言って、またお父ちゃんの後を付いていく。
すると、ここからさらに険しい岩山に!滑りそう!
バイクのヘルメットを借りてきてよかった。

尋常じゃない汗でちょっと休憩。
お父ちゃんの名前は、ハァーン。チンギスハンみたい。
すでに、道ばたにスピネルらしきものとか落ちてる。
このあたりの岩場でちょっと探したいな〜って思っていたら、
さらに上を指刺してあっちっだと言う。
そこはどうやって登るのか?岩の斜面。
え、マジで行くの?

穴がたくさん開いてて、慎重に行かないと落ちる!
かろうじて持っていたゴム手袋を装着し、
両手両足使わないと、登っていけない。
汗が尋常じゃなくて、クラクラ。
体が重すぎて、なかなか進めない。
もう道なんてなくて、岩肌だけ。
それでも、ハァーンお父ちゃんはどんどん登ってく、超早い!
しかも、サンダル。
ようやく着いた場所は、
カルサイトの岩がいっぱい転がってる場所。
やっとこさで見えて来たのは、
真っ白なカルサイトの上に立つ、見張り小屋。
振り返って見ると、
幾重にも続く山と湖と青い空と雲と!!!!!
絶景!!!!気持ちいい!!!

小屋に行ってみると、2人の若者がいた。
お水をだしてくれたので、お菓子を渡そうとしたら、いらないと言う。
どうやら見張り番らしい。
ハァーンお父ちゃんは、自分の持っていた宝石を私たちに見せてくれた。

この時点ですでにバイタクの二人に、戻って来ると約束していた2時!
っていうか、2時間も登ってた。
もうこのあたりのカルサイトには、スピネルが混じってる。

ハァーンお父ちゃんが彼らと話して、
いらない石が置いてある場所のものは、持って行っていいと教えてくれた。
やった!

とりあえずスピネル拾いに集中。
太陽の光に照らされて、透明なピンク色が際立って見える。
キレイだな〜。
ここはドリルで穴を掘って、
中に火薬入れて、爆破!してる場所みたい。
山の上には、仙人の暮らしみたいな場所があった。
ハァーンお父ちゃんに、ルビーはどこ?と聞くと、
さらにあっちだと、指さした。
落石いっぱいしそうなカルサイトの急斜面を
ゆっくり慎重に下っていく。
マジで怖い!滑る、崩れる!


今度は鬱蒼としたジャングルの中を進む!
バナナの木、獣道にあふれる川の水・・・
なんだこれ?TVでよく見るジャングルそのもの!

さらに進むと、もうひとつの小屋が。
やさしいお兄ちゃん二人が白湯を出してくれた。
もう沸騰してあれば川の水でもなんでも飲んじゃう!
汗だく、息が上がってる私たちを見てにこにこ、笑ってくれた。
ここでは石を割って宝石を探しているみたい。
鍵付きの木箱から出てきた原石をハァーンお父ちゃんお買い上げ!
母岩付きのスピネルと謎の石は、各250円という安さ!
記念に私たちも迷わず購入!

これでお土産はゲット。
あとはルビーを採るだけ!!!!!