宝石の国・スリランカへ行こう!

Country
Sri Lanka
Location
Colombo / Ratnapura
Schedule
2014-06-27-2014-07-12
Target
Sapphire / Tourmaline / Aquamarine / Zircon / Spinel
宝石の国・スリランカ。
今まで知らなかったけど、
国の至る所で宝石が採れるのだという。

もともとスリランカ行きは、
世界一周ルートに入れいて、最初から行く予定の国だったけど、
誕生石探しの旅に変更になってからは、
この事実を知って、とても楽しみにしていた。

ここまでの時点で採った誕生石[宝石]は・・・

1月:ガーネット(アメリカ・チェコ)
2月:アメシスト(アメリカ)
3月:アクアマリン
   サンゴ
4月:ダイヤモンド(アメリカ)
5月:エメラルド(スペイン・ノルウェー・オーストリア)
   翡翠
6月:真珠(バーレーン)
   ムーンストーン
7月:ルビー
8月:ペリドット(ノルウェー)
   サードオニキス
9月:サファイア
10月:オパール・トルマリン
11月:トパーズ・シトリン
12月:ラピスラズリ(チリ)
    トルコ石

まだ採れてないのは、3月、7月、9月、10月、11月。
約半分!!
あれーー!?
結構採ったと思ってたけど、
まだまだある。

スリランカは、ダイヤモンドやエメラルドは出ないが、
かなりの種類の宝石が出るらしい。
その中でも特にサファイアが有名なんだとか。
そして、私が採りたい、
サファイア、ルビー、アクアマリン、
ムーンストーン、トパーズ、トルマリンが採れるらしく、
ここで一気に誕生石制覇も夢ではない。

滞在日数は、アライバルビザで30日滞在可能。
申請すれば90日まで延長が可能らしい。
ということで、
ヨーロッパや中東よりも物価の安いスリランカに長期滞在し、
次々と誕生石をゲットしようと計画。
とりあえず一ヶ月を目標に、採掘を考えていた。

そのために、
実は、事前にあるスリランカの採掘関係者に
連絡を取っており、
これらを採りたいことを伝え、
それが採れるという話も聞いていた。
ただ、スリランカの採掘はルールが、
ちょっと難しい。
これは後でいろいろ分かってくるのだが・・・。

というわけで、ヨルダンからカタールを経由して、
一路スリランカへ。
アジア編突入。

やってきたのは、首都コロンボ。
とにかく、蒸し暑い!というのが第一印象。

おお、これが噂の乗り物、トゥクトゥクか!
気持ちよさそう♪



ホテルにチェックインし、
ワールドトレードセンターという場所に、
宝石のお店が集まっているという情報があったので、
まずはそこに行ってみることに。



早速、ポスターから、わくわく!
どんな宝石が採れるのかが描いてあって、
すごく分かりやすい。
このポスターが欲しいっ!!!!

そして、いくつかの宝石店が並んでる。
ここはジュエリーショップではなく、
宝石の裸石・・・ルースを売るお店ばかり。
どう考えても、宝石商・業者向けのお店。

プロじゃないけど、
スリランカの宝石事情が知りたかったので、
ショーウインドーに
サファイアの原石を飾っているお店に突撃。

『私はサファイアの原石を探してます。』

と伝えると、いろいろ見せてくれた。
価格の相場が分からないので、
とりあえずまた来ます。ありがとう。で退散。



サファイア・・・

原石って、こんな形をしてるんだ。
磨りガラスみたいな、海に落ちてるガラスみたいな印象。
これはまったく今までにないジャンル。
今まで蓄えた知識、まったく通用せず。

なにがいい石で、なにがそうでない石かが
まったくわからない。

とりあえずコロンボにいてもしょうがない。

スリランカで宝石が採れる場所として有名なのは、
ラトナプラ。

私がコンタクトを取っていた方も、
ラトナプラにいる。

翌日、早速ラトナプラに向かうことに。



これ、なにかと思ったら・・・、ミニハンカチ!
まるでアイスクリームのコーンみたいなディスプレイと
色合いに一目惚れ。
なんと1つ、20スリランカルピー(約16円)
買う買う!




食料もないし、お腹も減ったから、
イケメンお兄さんのお店で、パンも調達。



事前の調べで、コロンボからラトナプラまでは、
バスで行くことができるとわかったのだけど、
私たちの心配は、大きな荷物、各2個ずつ。
長距離バスは、たいてい荷物置き場やトランクがあるが、
ローカルバスは、たいていそんなものはない・・・

荷物を盗まれたらどうしよう。
抱えて乗る?
それは無理じゃない?
・・・なんて思っていたが、
意外にもトランクに荷物を積んでもらえた。
ラッキー♪

それにお客さんも少ない・・・
ローカルバスだけど、快適かも。



・・・と思ったのは出発まで。

コロンボを出発すると、
バス停でもないのに、次から次へと人が乗ってくる。
スリランカのバスは飛び乗り、飛び降りシステムのようだ。
バスが走っていても、お構いなし。
そんなこんなですぐに満員。

これだと大きな荷物の人は乗れないなぁ。
どうするんだろ?

幸いにも私たちは、始発地で乗り、
終点で降りるので大丈夫だけど・・・



ぎゅうぎゅう詰めの車内はさらに蒸し暑く、
こっちで流行の?音楽が爆音でかかっている。
長い間渋滞が続き、ようやく町を抜けると、
だんだんと亜熱帯植物の森や畑が多く見えるようになった。
舗装された道とは言え、ちょっと窮屈な1車線。
それなのに、バスはハイスピード。
クラクション鳴らしまくって、
隙あらばどんどん車を追い越して、超危険運転。
しっかり手すりにしがみついていないと、
たびたびやってくる急ブレーキに対応できない。

結局、2時間半で着くと聞いていたけど、
4時間かかって到着。

おまけに窓から入り込む排気ガス全開の風を
4時間浴び続けたので、
窓側の顔半分が、真っ黒に・・・
ひぃいい!

ラトナプラでの宿は、決めていなかった。
採掘現場の近くに宿があれば、
そこにしようと思っていたから。



が、
着いたラトナプラは、コロンボとはまったく違い、
なかなかの雰囲気。

基本、観光地ではないので、
日本人も外国人もいない・・・
なので、ツーリストインフォメーションなどない。

これは宿探し、大変かも。
蒸し暑いし、荷物重いし、くたくただし・・・

というわけで、
地球の歩き方にも載っていて、
日本人の旅人がブログで悪くないという評価だった宿を
一応頭に入れていたので、そこを目指すことにした。

のだったが、
道がいくつか分かれててよくわからない。
『だから、タクシー乗ろう』って言ったのに~と険悪ムード。
困っていると・・・
赤いトゥクトゥクに乗った男が近づいてきた。

宿の名前を伝えると、
すぐ近くだよ。乗っていってよ。
と言う。

ちょっと怪しい?と思ったけど、
もう面倒だったし、
そんなに高い料金ではないので、
お願いすることに。



こうして、無事宿に到着。
部屋を見せてもらうと、特に問題なし。
エアコン、ホットシャワー付きのお部屋。

実は、この日の、この出来事が、
このスリランカの一ヶ月の旅を運命づけることとなるのだった。