宝石研磨の町イーダー・オーバシュタイン

Country
Germany
Location
Frankfurt / Idar-Oberstein
Schedule
2014-04-18-2014-04-26
私は初めて知ったが、
ドイツに、宝石研磨で有名な町、
イーダー・オーバシュタインがある。

ここには、一般の見学者に公開されている
ヨーロッパ唯一の宝石鉱山があり、
さらに、お金を払えば、
宝石採掘ができるらしいという情報を
ネットでキャッチ。
なにが採れるのかはよくわからないけど、
日本人の方の情報がいくつかあったので、
鉱山があるのは間違いないはず。

スペイン、マドリードを飛び立ち、
ドイツ、フランクフルトにやってきた。



イーダー・オーバーシュタイン近くの町
オーバーシュタインに宿を取り、
フランクフルトから電車で向かう。

さすが観光地だけに、フランクフルトからは
電車も数本出ていた。

ぶどう畑や菜の花畑をいくつも越え、
到着したオーバーシュタインは、
とってもかわいいお家がいっぱい。



オーバーシュタイン、イーダー・オーバーシュタインともに、
宝石ミュージアムや、宝石店、鉱物店などが軒を連ねている。
この辺は、ネットにいっぱい出ているので、
私が気になったもの少しだけ。



イーダー・オーバーシュタイン博物館。
もともと石には詳しくないので、知らない鉱物だらけ。
なんじゃこりゃ!と驚くものばかり。
展示数が多すぎて、丁寧に見てたら日が暮れちゃう!
ライティングされた巨大なクォーツ・・・
こんなの鉱山で見つけた人、
ホントにびっくりしただろうなぁ。



この町にも、桜が!!!うれしい~♪

ここで気になったのが、宝石の切手。
ボリビアで出会った1枚の切手から始まった、
誕生石探しの旅。
元々切手コレクションするくらい、切手好きだった私。
宝石がテーマの切手がこんなにあるなんて!
ちなみに写真はエメラルドの切手。
他にもいろんな宝石ごとに展示されていた。



外を歩けば、いたるところに宝石のオブジェがあり、
まさに宝石の町。
博物館には、鉱物や宝石だけでなく研磨に関するものも多い。



ドイツ宝石博物館。
ここでは、宝石カット技術や行程などが、
詳しく展示されている。
この博物館でお気に入りになったのが、
三つ葉のクローバーのような模様になっているアゲート。
これが、自然の力で生み出されたものだと思うと、
本当にすごい!クローバー好きなので、釘付け。
石を切ってみたら、中からクローバーって、
なんかハッピー!



もう一つ夢中になったのは、宝石の万華鏡。
くるくるまわすと中に入っている宝石や石たちが
とてつもなく美しい色合いと模様を作り出す!
キレイーーーーっ!!



昔は、水車の力を利用して、宝石を研磨していたらしく、
観光客向けの施設ヴァイアーシュライフェでは、
当時の研磨風景も見ることが出来た。
うつぶせのイスで、前のめりになって、
回転する研磨機に顔を近づけてやる作業は拷問みたいに見えた。
みんな40歳くらいまでしか生きられなかったと聞いた。
こんな大変な労力を使ってカットしていたなんて・・・
宝石って、石そのものにも価値があるのかもしれないけど、
この技術や労力そのものに
本当の価値があるのかもしれないと思った。



さすが研磨の町というだけあって、見応えがあるものばかり・・・

というのは旅を終えて思うこと。
まだこの時は、宝石ルースの魅力を知らなかったので、
あくまでも目的は、誕生石[宝石]の採掘!!!!
と思い、これから採りたいと思っている原石は
いろいろ見たけど、
ルースはあまり記憶に残っていない。
ルース(研磨カットされた石)という言葉も、
ここに来て初めて知った。

今思えば、もっと見ておきたいものがあったなぁ。

でも、その時も思ったけど、
宝石ルースの世界は奥が深く、
いいものを、珍しいものを追求していくと
お金がとってもかかる。
私は私らしく、採掘を追求しようと思ったのであった。
自分で採ったものなら、価値のない石も宝物♪
どんな石もかわいく見える♪
というか、採掘そのものがすごくおもしろい。

さあ、いよいよ採掘に行ってみる!!!!