運命の出会い

Country
Thailand
Location
Chanthaburi / Bangkok
Schedule
2014-08-14-2014-08-18
Target
Gem Market
2週間以上滞在したカンボジアのパイリンを後に、
次の目的地を目指すため、タイヘ戻ることに。
もちろん週末のジェムマーケットにあわせて、木曜日に移動!

国境まではあっという間。20分くらいで着いた。



ここからありがとうは、
クメール語の「オークン」から、
タイ語の「コップクンカー」に言葉もチェンジ。

イミグレを通過すると、
タクシーの運転手がタクシー!と声をかけてくる。
カンボジアへ行く時に利用した乗り合いバスのロットゥーはないか、
ポリスに聞いてもタクシーしかないと言う。

しめしめとばかりに寄ってくるタクシー運転手。
値段を聞くと、1500バーツ!4500円!!!高い!!!

そんなのムリムリ!!
どうしよう・・・
いろんな人に、チャンタブリへ行くロットゥーはないか
聞きながらさまよっていると・・・

ヨーロッパ系の外国人男性が、英語で声をかけてくれた。
「君たちはどこに行きたいんだい?」
『チャンタブリ!!!』と答えると、
「じゃあ、私の車で一緒に行こう!」と言う。

えっ!?
マジで!?

『プリーズ!サンキューソーマッチ!』

巨大な荷物を持っている私たちのために、
チャイルドシートをトランクに入れたりして、
一生懸命スペースを作ってくれた。

彼の名前はエリック。フランス人。
世界を旅したことがあったけど、チャンタブリでストップしたそう。
となりにいるタイ人の奥さんと出会い、今はチャンタブリに住んでる。
国境へはビザの更新に来た様子。
もう少し早くても遅くても出会えなかった!本当に助かった!

エリックは英語がペラペラ。
もちろん、フランス語も、さらにタイ語も!

私たちは、チャンタブリには宝石を見に来たと話す。
すると、エリック、ボクもやってるよと言う。

実はエリックの仕事は、宝石バイヤーだった!

なんだって!?
びっくりして、世界中で宝石を採っていることを話と・・・

「スペインのエメラルドなんて聞いたことない!コロンビアでしょ?」
とか、
「ノルウェーにエメラルドなんてあるの!?」
という具合に、私たちが採った場所は全然知らなかった。
宝石バイヤーにも知られていないところで採ったと思うと、
にやけてしまう。

エリックの話によると、
私たちが探していたタイのボライ産ルビーはもうフィニッシュ!
昔は質がよかったけど、
今はロークオリティーで価格も付かないから、もうないそう。

ジェムマーケットでは、見た目で観光客だと思われたら、
悪い石をcrazyな価格で買わされるから、
買っちゃだめ!と教えてくれた。

・・・確かに、クレイジーな値段だったし、質もイマイチだった。

明日、宝石マーケットで会う約束をする。
そして、わざわざホテルの前まで送ってくれた。
とっても親切な二人にめちゃくちゃ感謝!



そして私たちが向かったのは・・・



ジェモロジー。
カンボジアで採ったものや、もらったルースを鑑別するため。

中にはお姉さんがいて、
見た目の色や、ルースのカットの名前、
簡易的に量ったカラット数をメモしていき、
○○時に採りに来てねと言って、引換証をくれる。



しっかり全部鑑別されて帰ってきた。

・ブロスがくれたブルーサファイア
・10ドルで買ったルビーは、ちゃんとナチュラルルビー
・スリランカでティラカがくれたブルーサファイアは、
 カラーチェンジサファイアだった!
・アンにもらったガーネットはロードライトガーネット。

その夜、3週間前にここへ来た時の、
ジェムマーケットの写真を見返して見たら、なんと!

エリックが写っていた!!
しかも、私たちがいた机のすぐ近く!運命だ・・・


翌日。
ウェディがいる、いつものジェムマーケットへ行くと・・・



いた!エリック!
写真に写っていたのと同じ席だ!



本当に宝石バイヤーだったんだ。

エリックに原石がほしいと言うと、
アフリカ人が売ってるっていう、
ラフストーンがあるお店を地図までを書いて教えてくれた。



さっそく行ってみると・・・



わ〜!すごい品揃え。



やさしそうなアフリカンがいろいろ教えてくれた。

探していたのは、アクアマリン。

アクアマリンと言えば、
スリランカで1つだけ採ったけど・・・
職人さんが入れてた疑惑もあるし、
この後行くか迷ってるベトナムも、採れるかわからない。

だから、アクアマリンが欲しかったのだ。
マダガスカル産のアクアマリン原石をいくつか購入。
いろいろまけてもらった。
コツは、少量選び→金額交渉→下がらなかったら、おまけ付けて!作戦。
大体うまくいく。



よし!これでこの先、採れなかった時の、
人にあげるお土産分は確保。

すぐそばにあった大きなビルみたいな中に入ると、
エアコンが効いてて涼しい〜!
チャンタブリはパイリンと比べてすごく蒸し暑い。
中国人がキレイな色のトルマリンを見まくってて、
売り子もいっぱい!
こんな風に世界中から宝石バイヤーはやってくるんだ。



所定の位置に戻って、
今日もウェディに見てもらいながらタイ産のルビーとサファイアを探す。

みんなタイ産を求められてると知ると、
カバンの中の宝石を取り出そうとした手が止まる。
なかなかむちゃくちゃなリクエスト。



で、結局買ったのはこれ。



このあたりから64㎞くらい離れたタイのTRAD(トラッド)産の
ピンクっぽいルビーを1200バーツで購入。
たぶんピンクサファイアかなと思っていたら、
案の定、のちに鑑別でピンクサファイアと判定される。

バンカチャ産のサファイア原石は、欲しい物は1つしかなかったけど、
1個だと400というので、5個で900バーツにまけてもらう。

バイカラーのトルマリンがずっと気になっていたので、
ナイジェリア産のをチェック。
単色じゃなく、淡い色のバイカラーをチョイス。



そして、この辺で少しずつわかってきたのだが、
交渉の際は、絶対に自分の価格を曲げないということ。
相手が提示した価格に歩み寄ろうとしないようにするのが
一番安く手に入れられると気づいた。
こちらが提示した価格を、最初から最後までずっとねばっていると、
案外その価格になることが判明。
逆に、相手の押しに負けて少しでも値段を上乗せすると、
向こうが調子にのってさらに値段をつり上げようとする。
最悪の場合、いらないと言えるくらいの気持ちの方が成功しやすいのだ。

ちなみに交渉の時は、言葉がわからないので、
こんな紙を用意。



1カラット=いくら?的な。
あとは、対戦ゲームみたいにお互い電卓を叩きまくる。



ロンコンというグレープフルーツ味のフルーツの差し入れ。
これもおいしい!



キレイな☆型に並べてあるサファイアが超かわいかったけど、
2500バーツ。
2000バーツまで下がるものの、それでも6000円は高い。
とってもほしかったけど、泣く泣くスルー。
ルースも並べ方次第で、また魅力が増すことがわかった。

交渉も一段落し、エリックとお話し。
エリックによると、
バイヤーが気にするのは色やクオリティーだけで、
特に産地は気にしないし、
どこで採れるかも知らない人がほとんど。
そうだよね、これだけたくさんの売り子がいて、
その人だって、良く知らないだろうし、
いっぱいカットされているんだもん。
本当の産地だって、人を介す内に、
すり替わって伝えられていることも多いだろう。

エリックが買ったブルーサファイアはとてもキレイな青だった。
エリックが買い取ったサファイアは、
ジュエリーとしてアメリカで販売しているそう。
アメリカの人は少し濃い色のサファイアが好きなんだとか。

タイでは、カラット数を増やすために、
変な風にカットしてたりするから、リカットするそう。
リカットすることで、もっと輝くらしい。

へ〜!そんな細かいことがあるんだ。

日本から買い付けに来ている宝石ビジネスの方にも出会った。
小さなファンシーサファイアを丁寧にルーペでチェックしながら、
チョイスしていた。
日本でこれをアクセサリーにしたり、
エンゲージリングとかにして売るのだそう。
65万円とか聞いてビビル。
そ、そ、そんな値段付けちゃうの!!
だから宝石って高いのか。

この日、最終的に追加で買ったのはこれ。



・チャンタブリ産 / 1時間ヒート(加熱)グリーンサファイア原石(8.60ct)
・チャンタブリ バンカチャ産 /ブルーサファイア原石
・ペルー産 / パイライトルース3つ(1.90ct)

パイライトのルースなんて、初めて見た!

この日は閉店ギリギリ、6時近くまで。





翌日、
私たちの常宿、ラチャンホテルをチェックアウトし、
バンコクへ向けて出発。

ロットゥーのところまで歩いてくと、
ちょうど12時のが出る直前。1時間に1本のペースである。
荷物が乗らなくて、1席200バーツを追加で購入し、出発。

スピード全開でぶっ飛ばすので、
何度も体が宙に浮く。
その代わり、あっという間にバンコク市内へ到着。

バンコクで一泊し、翌日、
ホテルに大きな荷物を預かってもらい、空港へ。



すると・・・



ホテルのキー、持って来ちゃった・・・

じゃないでしょっ!!
そんなことある!?

もうひとり、ジーンズのポケットに入れたまま、
持って来てしまったらしい。
急いでホテルに電話するも、タイの人が話す英語・・・
しかも電話ごし・・・全然意思の疎通ができない!!
飛行機の時間が迫ってるから、引き返すわけにもいかないし・・・

でも、あれこれあって、なんとか送迎バスの人に返すことができた。

本当に、迷惑な!
それなのに、私に気づいてくれてもいいじゃないかと逆ギレ。
ないわ・・・

そんなこんなで、インドネシアへ向かうのだった。