パイリン2日目。
タクシーをチャーターして、いざ採掘場所へ。
と思っていたら、
なんと、待っていたのは、バイク。
それも1台。
車じゃないにしても、トゥクトゥクか、
荷台付きの何かと思っていたのに、
オンリーワンバイク!
まじで!?
と思いつつもしょうがないので、
3人乗り。
昨日話したときは、大丈夫って感じだったけど、
場所を知らないようで、いろいろ人に聞き回って、
あっちへこっちへ行ったり来たり。
たどり着いた川には、
誰もやってるひとがいなくて、橋も落ちてた。
もうひとり、ちょっとキレ気味・・・
その後、ようやく場所がわかったらしく、
それらしき川にたどり着いた。
なにやら採掘してそうな人達が!!!
川岸に少しずつ穴が掘られて、
池みたいになったとこをみんなが作業をしている。
お父ちゃんがやってるのを勝手に見学。
ながーいスコップで川の中に穴を掘って、
掘った砂利を、ザルに入れてたまると、
川の水でジャラジャラ洗う。
ザルはダイヤモンドを掘ってた時のスタイルとも、
スリランカのスタイルとも違う。
水平にクルクル回してふるって、
上の方にたまった余分な大きい石を取り除き、
さらに絶妙なテクニックで残った砂利をすき、
最後にもう一度、見落としがないか、手でチェック。
おお!採れてる!
採れた宝石は、石のくぼみに入れて、石でフタしてた。
グッドアイディア!
みんなこうしているみたい。
赤い石でも、ルビーとガーネットが出るみたい。
ピンクっぽいのがルビーなんだとか。
ちなみに言葉は通じないので、雰囲気です。
お父ちゃん曰く、ルビーとは言っておらず、
ピンクのはいい石的なことを、
それ以外の赤い石はそんな良くない石だと。
ザルを持ってきてたので、
私たちもやりたいという感じでいたら、
スコップを貸してくれた!
さっそくチャレンジ!
深くて、でっかい石がありすぎて、
全然上手に掘れない!
水の抵抗もあってスコップも上手に使えない!
むむむ、これは見るのとやるのは大違い。難しい。
さらに、ザルの使い方も難しい!!
今までのザル洗い技術が全然役に立たない!
大きすぎて、うまく中の石が回せない・・・
ううう、これはなかなかコツがつかめない。
しばらくトライしてみると、
赤い石が採れた。
お父ちゃんに聞くと、いい石ではないみたい。
ガーネットだったようだ。
掘り続けるも、なかなか砂利がすくえない。
お父ちゃんがザルでふるってる間に、スコップを借りる。
もっと掘っていいよってやさしい。
お父ちゃんは掘り進めた川の穴に潜って、
でっかい石をどけて掘ってた。
全身ずぶ濡れ。大変そう。
お父ちゃんにはスコップ貸してくれたお礼として1ドルを。
とても喜んでた。いい笑顔。
ハードな作業なので、
ときどき咳き込んでたのがちょっと心配。
ネットの情報だとパイリンでは、
みんな暇つぶし程度にしか採掘してないと書いてあったけど、
嘘だな。
みんなマジ、仕事のようにしている。
あんなハードな作業、暇つぶしじゃないでしょ。
とりあえず場所はわかったので、
お昼過ぎ、一端部屋に戻り、作戦会議。
パイリンでは、
自由に自分のペースで採掘が出来る。
この感じであれば、
ここに長く滞在して、採掘をしよう!!!
というわけで、午後から、
生活用品・食料を探しに行くことに。
が、しかし!!!
この町は小さな町、大きなスーパーはないらしい。
あるのは市場と小さな商店だけ。
タイには、セブンイレブンもミスドも、
大きなスーパーも日本食も・・・まるで日本かと思うくらい、
何でもあったのに、
国境を越えたら、なんにも無かった。
時代が違うんじゃないかってくらい、
こんなにも違うものなの!?
ショック!!
いっぱいタイで買っておけばよかった。
この旅、最大の後悔と言っても過言ではないぐらい!
そして、
言葉が通じず、欲しい物も上手く伝わらないので、
今日のバイクタクシー貸切は、早くも終了。
約束の15ドルを払う。
1日と言う約束だったけど、実質4時間ぐらい。
絶対に払いすぎなのはわかってるけど、
もめてもいやなので、支払った。
その後、市場のほうへ。
市場の周りには、昨日行った宝石店の他にもいろいろある。
別のお店にも行ってみる。
いろいろ興味を示すと、
バイクで違うお兄ちゃんが店に来てくれた。
英語がほんのりとだけ通じるので、
ルビーやサファイアについて、いろいろ質問。
気になる石がいっぱいあった。
これはもうちょっと勉強して、また買いに来よう!
その後、昨日ザルを買ったお店に行き、
採掘用のスコップ(意外と安く6ドル)購入。
その他にも、
シャワー室の前に置くマイクロファイバーバスマットを購入。
なぜかバスマットだけ奇跡的に最先端。
あと売っている物はみんな昭和風なのに。
そして、市場を歩いていると、
バイクタクシーで待合所にいる人達から、
「乗ってかない?」という声がかかる。
その中に、英語を話せる人を発見。
今日のバイタクお父ちゃんは、
英語を話せない。
場所を知らないのに知ってると言う。
短い時間でも当たり前のように15ドルもらう。
そもそも、15ドルは高すぎる。
ということで、
私たちも違うバイタクを探していた。
話してみると、英語は私たちよりも上手。
今日行った場所の写真を見せて、
そこに行きたい!と伝えると、
知ってる知ってると言う。
料金も1日10ドルで交渉成立。
これで明日の準備は万端。
夕方、別の宝石店を探すため、ちょっと遠出。
もちろん歩き。
すると、さっきのお兄ちゃんのお店に辿り着いた。
どうやら、こっちのほうが本店的な場所みたい。
ヒート(加熱)やアンヒート(非加熱)、産地など、
詳しく教えてくれて、石も見せてくれた。すごくやさしい!
ちなみにお盆の奥に見えているの青いのがサファイア、
手前右の紫色のはちょっと加熱したルビーで、
これをさらに長時間加熱すると、手前左側の色のルビーになるそう。
へ〜!焼く時間でも色が変わるの!?おもしろい。
こうして、2日目にして、
パイリンの宝石事情がわかってきた!!!