6月の誕生石「ムーンストーン」を探しに・・・

Country
Sri Lanka
Location
Hikkaduwa
Schedule
2014-07-12-2014-07-14
Target
Moonstone
ムーンストーン。
真珠と並んで、6月の誕生石とされている宝石。

真珠は採ったけど、どうせだったら、
ムーンストーンも採りたい。

ムーンストーンといえば、スリランカが有名で、
ラトナプラに来て、いろいろ調べたところ、
スリランカでは、いろんな場所で採れるらしいのだけど、
上質な物は、ラトナプラでは採れないらしい。

極上のムーンストーンは、ヒッカドゥワ地方という場所で採れるらしい。

ヒッカドゥワは、サーフビーチでお馴染みの場所らしく、
スリランカの左下あたりの海岸沿いにある。
ラトナプラからは結構遠いのだが、
ラトナプラに2週間以上滞在し、ある程度、採掘も出来た。

私たちは、ラトナプラで採れなかったムーンストーンと
もうひとつスリランカで採りたいと思っていたトパーズを探すため、
ラトナプラを離れることにした。
(ちなみに、トパーズはまた別の場所)

目的地のヒッカドゥワは、ラトナプラから直行バスはなく、
途中で乗りついで行かなければならないという。
スリランカのバスにはまだ始発からしか乗ったことないから、
ちゃんと乗り込めるのか、とても心配。
それに、荷物は極力少ない方がいい。

ということで、
オーストリア・ハーバッハタール編と同じ作戦。
ラトナプラにまた帰ってくることを約束をして、
大きなキャリーバッグを預かってもらい、
リュック一つで出発することに。

ラトナプラからヒッカドゥワ方面に向かうバスは、
ちょっと小さなバス。
細いぐねぐねカーブだらけの山道を例のごとく、
猛スピードで駆け抜け、
途中でバスの運転手が水をくみに行ったり、
フルーツを買いに行ったり・・・
自由にやってくれるので、全然目的地に着かない。

ようやく乗換地点のパナドゥラに到着。
ここからヒッカドゥワ方面に向かうバスの始発はないっぽい。
車やトゥクトゥク、バスが
次々と駆け抜けていく大きな通りで、
乗れそうなバスを探すが、
どれもみんなぎゅうぎゅうの超満員。
荷物もあるし、まだまだ先は長いし、
急ブレーキだらけの危険なバスに立ち乗りはさすがにキツイ。
なんとかいいバスは来ないものか。

と、待ち続けていると、
大きなバスとは明らかに違う、
ハイエースみたいな車が走っていることに気づく。

スリランカのバスには、
普通のバスとインターシティというエアコン付きの
ちょっといいバスがあると聞いていた。
コロンボからラトナプラを目指す時も、
本当はちょっとランクのいい
インターシティで行きたかったけど、
なんせ観光地ではないので、そんなもの走っていなかった。
ハイエースのフロントガラスの上には、
ヒッカドゥワ方面の行き先も表示されていて、
その横に小っちゃく、ACと書かれていた。
ACって、エアコンのこと?
ま、まさかこれが、インターシティ?

南米のバスみたいに、
豪華な観光バスみたいな車体をイメージしてたから、
拍子抜け。

暑いし、楽して行きたいので、
インターシティに的を絞り、待ち続けること数十分。
歩道にいたお兄さんがサポートしてくれたおかげで、
なんとかAC付きのバスに乗ることができた。

ここまでの写真はなし。
何度も乗ってるバスなので、日常になりすぎてて、
写真を撮る感覚がなかったというのもあるし、
基本、先が見えない時に写真を撮ってる余裕がない。
必要な時と落ち着いている時だけ、
もうひとりが撮ることにしている。
私も個人的に写真を撮ったりしていたけど、
この時は乗換できるかどきどきバタバタ・・・
それどころじゃなかった。
というか、宝石探しの旅は、
ウキウキよりもギラギラのほうが強いので、
写真を撮ってる余裕がない。
写真を撮る時間があるなら、宝石を採る!
ということに力を注ぎすぎて、
写真あったらいいのに~というシーンもなかったりする。



インターシティは大型バスよりも小さくてスマートなので、
さらにバンバン飛ばす、抜きまくる。
しばらく走ると、右側に白波が立った青い海が見えて来た。
海岸線沿いの快適な道を爆走し、
やってきた、ヒッカドゥワ。

目の前はすぐ海で、潮風と荒波の音がよく聞こえる。
ぱっと見、小さな町だ。



今夜の宿は取っていなかったけど、
目星を付けていたところがあったので、
ひとまずお散歩がてら向かってみる。
ラトナプラとはまた違った、ちょっと南国な雰囲気。



無事に宿も見つかったので、荷物を置いて、
海へ向かってみた。
久しぶりの海だ~!!

夕暮れの砂浜で、少年達がクリケットをしてる。
クリケットはスリランカで超メジャーなスポーツ。
ちょっと野球に似てるけど、全然違う、謎のスポーツ。



この時期は波が荒いらしく、
サーフィンにはもってこいみたいだけど、
普通に泳ぎたい私にはちょっと・・・
故郷・神津島の海で、散々波にもまれてるので、遠慮したい。

ビーチの砂は、小さな黄色いガラスの粒みたいで、
キラキラしてて夕日に良く映える。

海辺のお家の壁には、地図も描かれていた。
おお!ラトナプラ、やっぱり宝石の町なんだ。



ここまでハラペコでやって来たので、
ごはんにしよう!!と入ったお店。



ここのお母ちゃんが作るフライドライスが、
めちゃめちゃうまかった。
スリランカで食べた中で、一番うまい。
ここの味は、言ってみればキムチチャーハン。
キムチは入ってないけどキムチ味。
それが美味い。

お米も日本で食べるチャーハンと変わりないし、
味が日本人好み。
お母ちゃんに、グーー!って合図すると、
そうでしょ、まかせて!みたいなジェスチャーで笑ってた。

ここでラトナプラの文房具店で買った
スリランカの地図を広げ、
お店にいたおじちゃんに、ムーンストーンの場所を聞くと、
連れてく連れてくというが、
私が行きたいのは、採掘現場。
このノリノリ感は・・・
どうもうさんくさい。

スリランカは宝石詐欺が多いらしいので、
まずは疑うことから始めないといけない。
話半分に聞いておく。

どうやら今日採掘現場に行くのは無理っぽいので、
明日に備える。



宿でも情報収集。
オーナーっぽい人に相談してみると、
ムーンストーンが採れるのは、
ミーティヤゴダという場所だと教えてくれた。

地図を見てみると、
ヒッカドゥワからはそんなに遠くない。

明日、行きたいとお願いすると、
なじみのトゥクトゥクドライバーが連れていってくれるという。

順調順調。
2日目にしてムーンストーンが採れるかな!?
これは期待できるぞ!!!