ヨーロッパNo.1の美しさ「エメラルド」

Country
Austria
Location
Salzburg / Habachtal
Schedule
2014-05-21-2014-05-31
Target
Emerald
ヨーロッパで一番、質が高いと噂されるのが、
オーストリアのエメラルド。

エメラルドは5月の誕生石。

スペインとノルウェーで
エメラルドを採ったけど、
やっぱりヨーロッパナンバー1と聞くと、
見てみたい!!!!
採ってみたい!!

そのエメラルドがある場所の名前は、
ハーバッハタール。

チェコ滞在中にいろいろ調べてみたところ・・・

・なんでもハーバッハタールは国立公園らしい。
・なんでもタールというのは、谷という意味らしい。
・なんでもハーバッハタールにある
 グラウ・コーゲル山2300m地点に鉱山があったらしい。
・なんでもハーバッハタールの1400m地点あたりに
 山小屋があり、宿泊が出来るらしい。
・なんでもオープンしているのは5月中旬~10月中旬らしい。
・なんでもチェコからは、
 首都プラハからオーストリアのザルツブルグに電車移動、
 ザルツブルグで電車を乗り換え、
 ツェル・アム・ゼーという駅でまた乗り換え、
 そこからハーバッハタールという駅に行けるらしい。

というわけで、
ここまでわかれば、あとは行ってみるだけ!!!

幸い、チェコ滞在中に、5月中旬は過ぎた。
そして、ハーバッハタール駅の近くに宿も見つけた。
ここで重い荷物は預かってもらえれば、
必要最小限の荷物で挑むことができる。

何に挑むか・・・

それは、チェコに来る前、
ハーバッハタールに行ったことがある
ノルウェーのエメラルド鉱山のアンナと、
ハーバッハタールのことを知っているという
ロムの鉱物博物館のフレイディスから、
「ハーバッハタールは、とても険しくて、
 行くのが大変。 崖を登っていくのよ。」
と聞いていたから、
今までの鉱山探しとは違うと思っていた。

初の登山に挑戦!!!!



というわけで、チェコから、ザルツブルクで電車を乗り継ぎ、
ハーバッハタール駅へ。



この日は、目星を付けていた駅近の宿に宿泊。
近くに、ミュージアムがあると教えてもらったので、
まずはオーストリアのエメラルドのお勉強。

この町も、移動手段がない二人には、厳しい町。
ミュージアムまで、歩いて40分。
ガソリンスタンドのコンビニまで、歩いて30分。
そして、他にお店なし。

小さな橋を渡り、
春の花たちが揺れている山間の道を歩いていくと、
エメラルドのミュージアムに到着。



閉館まで残り30分だったためか、
館内には誰もおらず、
貸し切り状態。

入ってすぐ、
どーーーん!!!



まばゆいエメラルド!!
まるで彫刻みたい!

オーストリアのエメラルドは、
ノルウェーのエメラルドとは母岩が違い、
どちらかというとスペインのものに近い。

このエメラルドは母岩の雲母を少しずつ削って、
中に埋もれていたエメラルドを発掘するように
取り出されているみたい。
質を比べると、スペインのエメラルドとはまったく違う。
コロンビアで見たエメラルドに匹敵するくらいの美しさ。
グリーンが濃く、透き通っている。



閉館時間までに見切れないほどの展示物。
じっくり見たいエメラルドばかり。
とりあえず片っ端から気になるものを写真撮影。
その中でも、切手好きな私がドキュンと来たのがこれ。



このミュージアムは、エメラルド以外にも、
フローライト(蛍石) の展示も!!!
このフローライト、もちろん石に詳しくない私は、
日本にいた頃は全く知らなかった。
スペイン、ドイツ、ノルウェーと、鉱物博物館に行くと、
必ず展示されていて、見つけるたび、
おいしそーーーー!って思っていた。
かわいらしく結晶になっていて、
砂糖菓子みたいなシャーベットみたいな感じ。
パルテルフローズンカラー、好き♪
産地によって色がいろいろあるらしいけど、
またその色のバリエーションもいい。



ヨーロッパの鉱物・宝石は圧巻!
というか、このミュージアムがすごかった。

とりあえず、こういう石の中にエメラルドがあるかも・・・
ということはわかった!!

翌日、宿に重い荷物を置かせてもらい、
ザック一つにザル、スコップ、ハンマー、
昨日買った食料、飲み物をまとめ、いざ出陣!!!!