チェコで採れる代表的な宝石と言えば・・・
ボヘミアンガーネット。
そのガーネットを使ったジュエリーは、
チェコの名産品・お土産としても有名。
ガーネットにはいろいろな種類があるというが、
ボヘミアンガーネットは種類の名前ではなく、
愛称的なもので、種類としては、
パイロープガーネットというものになるそう。
ボヘミアンガーネットの定義的には、
チェコ中部および西部のボヘミア地方で採掘される
ガーネットのことを言うのだとか。
ガーネットは、1月の誕生石。
アメリカで、パイロープガーネットを採ったけど、
どれも極小サイズで、しかも曇った色ばかり。
ノルウェーで採った美しいガーネットはあるけど、
私の中で、ガーネットと言えば一番有名な
ボヘミアンガーネットを探すことに決めた。
いろいろ調べてみると、
現在、ボヘミアンガーネットを採掘しているのは、
トゥルノフという会社だけで、
その会社が経営するジュエリーショップが、
チェコの首都プラハにあるらしい。
これはいろいろなサイトで書いてあったので、
たぶん本当だと思う。
ところが、産出場所については様々な説が。
会社名のトゥルノフというのは地名でもあり、
そこでガーネットが採掘されている説・・・
そことは違う場所で、
現在唯一ガーネットの採掘が行われている説・・・
ノルウェーを後にした私たちは、
一路飛行機で、チェコの首都プラハへ。
目的は、
噂のジュエリーショップ、
トゥルノフ。
初めて見たボヘミアンガーネット。
思ってたよりも深みのある暗い赤色なんだ。
発色のいい赤じゃないから、シックで、
落ち着いた大人の女性に似合いそう。
大ぶりなものはなくて、小さな石をキレイに並べて、
たくさん使っているものが多い。
光を通すと、赤!!!って色が主張してキレイ!
とりあえずもうプラハに戻ってこない可能性もあるので、
ペンダントトップをお買い上げ~♪
ここで店員さんに採掘場所について聞いてみる。
『この石はどこで採っていますか?』
・・・
・・・
知らないのかい!!!
まぁ、そんなものか。
逆に私が変なお客さんみたいな空気になっちゃった・・・
今までの経験上、アクセサリーショップの店員さんは、
どこで石が採れたかまでは知らないことが多いので、
これ以上追求してもダメだと諦めた。
やっぱり行ってみるしかない。
それにしても、プラハの町には、
ジュエリーショップが多い。
観光客向けのこういったお店には、
ニセモノのボヘミアンガーネットジュエリーもあるらしい。
もちろん私に見分ける力はない。
どこもアクセサリーは置いてあるけど、
原石を売っているお店はない。
なぜなんだろう・・・?
もうボヘミアンガーネットは採れないからなのだろうか?
そんな中、見つけたのがここ。
アクセサリーじゃなくて、売っているのは鉱物。
期待に胸ふくらませ、売り物すべてを見たが、
ここでもチェコ産のボヘミアンガーネットはなかった。
とはいえ、なんかチェコ産って響きが素敵なので、
アメシストやクリソプレーズという謎の青い石をお買い上げ♪
こうしてプラハでの調査は終了。
今までもそうだけど、 観光地的な場所では、
有力情報を得られたためしがない。
やっぱり現地に行く方が早い!!
改めてそう思った日だった。