さよならアメリカ〜最後のダイヤモンド採掘〜

採掘18日目 2014年11月4日（最終日）。

よりによって、このタイミングで雨の予報。
しかも、めちゃめちゃ寒い。
最後の日だから、思いっきり作業したかったのに！



でも、そんなこと言ってられない！
ラストチャンスにかける！

明日の早朝の電車でこの町を離れるため、
今日は早めに帰宅し、旅立つ準備をしなければならない。
それに、いつものように洗った砂利を部屋に持ち帰り、
乾かしてチェックする作業も考えると、
その分の時間も考慮したい。

万が一、億が一、
その乾かした砂利の中からダイヤモンドが見つかったとしたら･･･
閉園時間の5時まで、いや、それよりももう少し早くに行って、
鑑定してもらう必要もある。

いろんなことを考えると、採掘できるのは午後2:00頃まで！

急げーーーっ！！！

雨にも負けず、寒さにも負けず、
硬い土にも負けず、
最後までLEGENDに懸けて、
掘り、洗い続ける！！！




雨が強くなってきても気にしない！！！！
お客さんが誰もいなくても気にしない！！

・・・



ダイヤモンドは見つからなかった。

公園のみんなにもお別れ。
また来るよ！

前回3ヶ月滞在したときと比べたら、
あっさりした、さよなら。
私たちがちょくちょく来るからかな！？

帰宅し、砂利をクッキーパンに広げ、
帰国の身支度をしながら、乾くのを待つ。

夕方4時も過ぎ、公園の閉園時間が近づいてきた。
砂利が乾ききってないので、ドライヤー登場。

今日は寒くて作業効率も悪かったし、時間も短かったし、
まぁ、ほぼないと思うんだけど、
最後の望みをかけて、
全神経を集中させて乾きたての砂利をチェック！



ん？



うわっ･･･



あった･･･



なにこのミラクル･･･

ちょっぴりいつものダイヤモンドの感じと違うけど、
この輝きは･･･

最終日、最後の採掘、最後のチェックで、出た。

そんなことある！？

うれしいやら、どきどきやら、焦りやらでわたわた。
早く、公園に行かなくちゃ！！

急遽、バディーに事情を説明して、
公園に連れて行ってもらう。

レッツゴー！パーク！！

雨の中、バディーと一緒に鑑定へ。

閉園時間ギリギリ、なんとか時間も間に合った。



でも、なにやらまた時間がかかってる。
どうなの？
ダイヤじゃなかったの？
どっちなの！？



バディーと一緒に待ちぼうけ。
・・・
ようやく中からゴーサインが。




ラストダイヤモンドは、7ポイント・ホワイト。
やったーーーっ！！！



前回は、3ヶ月で4つ。
4、3、5、28ポイントのダイヤモンド。
今回は、3週間で5つ。
21、11、4、2、7ポイントのダイヤモンドを発見！

ん、これはもしや！！
後半3つのダイヤモンドを組み合わせると･･･

724（なつよ）ダイヤモンドが完成！！！
私の名前は、石野田奈津代。
これまたミラクル！！！

最後の日を、ダイヤモンド発見で終えられるなんて！！
最高のダイヤモンドホリデー！！
バディーと一緒にハッピーハッピー！！



この楽しみはやめられない！！
いつの日か、またダイヤモンドを掘りに来るぞ！！
そして、今度はもっともっとビッグダイヤモンドを！
ダイヤモンドハンターの野望はつづく･･･



翌朝4:00。
雨のマーフリーズボロの町。
住み慣れたDiamond Oaks Innを後に、
バディーがHope駅まで送ってくれた。

前回は、また秋に帰ってくると約束をしていたけど、
今回は、明確な次の約束ができない。
それがさみしかったけど、
また必ず会いに行くよ、バディー。
大好き。



こうして、朝日に包まれた希望と言う名の「Hope」駅から、
アメリカからの世界一周の旅を終え、
日本へ。