宝石の町・ルックイェン

Country
Vietnam
Location
Lục Yên
Schedule
2014-08-26-2014-09-01
Target
Ruby


私たちが泊まったホテルの1階。
実はこのホテル、1階は宝石ショップだった。

このルックイェンでは、
宝石の売買と共に、宝石を使った絵が有名らしい。
どうやって、描いているのかというと・・・



透明なアクリル板の下に、描く絵を置き、
まず接着剤的なものを塗り、
その上から振動させて慎重に宝石の粉を落としていくみたい。
これは、細かい作業だ。

絵を描く人以外にも、この町のいたるところに・・・



宝石の粉を選別する人、
石を砕き、粉にする人。
どこにいても石を潰す音がカンカン聞こえる。

せっかくなのでお願いして、私もやらせてもらうことに。



鉄の棒を振り下ろして石を潰すのだが、
この鉄の棒が結構重い!すぐに腕が痛くなる。
振り下ろすと、細かく砕けた石が煙のように舞い上がる。
だからみんなマスクしてるのね。
これは、見た目よりキツイ仕事だな。
でも、みんな涼しい顔で作業している。

出来上がった絵は、なぜか道ばたに干してある・・・



ジェムマーケットは朝だけなので、
午後からは町を散策。
ルビーの鉱山はどこにあるのか・・・探さないと。



町を囲む山々が、実はカルサイト(大理石)で出来ているらしく、
あのどこかに宝石が眠っているらしい・・・
のだけど、行き方がさっぱりわからない。

なので、道行く人に、採掘現場の写真を見せ、場所をリサーチ。
ベトナム語がまったくわからないので、
とりあえず指さす鉱山があるっぽい方を目指してみる。



洋服をミシンで縫ってるお兄ちゃんが、
8km先にあるって教えてくれた。
ちょうどバスが通りかかりクラクション。バスに飛び乗る!



写真を見せると、連れて行ってくれるという。
これで安心。と思いきや、
降ろされた場所には採掘現場らしきものはなし。



白い石の彫刻の御殿だった。
言葉がほぼ何も通じないお父ちゃんは、
鉱山の場所も知らないって感じ。
だけど、中に招いてくれて、お茶を入れてくれた。やさしい。



こうして散策終了。
このままだと鉱山に行くのは難しそう。
ジェムマーケットで、鉱山がある場所の名前はわかったけど、
そこが具体的にどこなのかよくわからない。

ということで、そんな時は、
この町で唯一の私たちの強い味方。



彼女は、私が泊まったホテルのお嬢さん。
英語も少し話せるスーパーガール。
宝石の粉が欲しい。買いたいとお願いしたら、
袋に入れてプレゼントしてくれた、気が利くスーパーガール。
おみやげにと。よくできたお嬢さんに感心。
年齢を聞くと、なんと17歳の高校生。
若いっ!そしてしっかり者!

というわけで、
彼女に、鉱山に行きたいと伝えると、
バイクを2台手配してくれた!
明日は鉱山に行けるかも!


ルックイェン3日目。

夜中からずっと雨で、そのまま朝も激しい雨。

今日は1日雨の予報。鉱山は難しそう。
1階に行き、スタッフのお兄ちゃんに、
『今日は雨だから、バイク予約してたけど、明日に変更ね。』
ってジェスチャーで伝えたら、バイクのキーを渡された。

『だから、ちゃうちゃう!』ってもう一度。
少しだけ英語話せるお兄ちゃんに言って、なんとか伝わった。

雨の日はやることがない。
今日は雨だから朝市もないかなって思ったけど、
行ったら少ないけど、屋根の下でやっていた。



良心価格を提示してくれる、
美人親子からいくつかお買い上げ。
お母さん、賀来千香子さんに似てる。


ルックイェン4日目。

この日も、雨。
今日もダメか・・・。

8時頃、朝市に行ったら、
いつもいない観光客で賑わっていて、
いつも見かけない売り子たちもたくさんいた。



いつものお母ちゃんたちのところでスピネルを購入。
3日前は5ドルだったのに、
なんで最安が15ドルなんだ!って問い詰めたら、
最後は笑って5ドルになった。

その後、雨は小雨になり、
9時30分に、鉱山へ行くためのバイタクを予約していたから、
一応その時間にホテルに帰る。

『ぶるんぶるんで行きたいけど、バイタク来てる?』
って感じで言ったら、待ってろってジェスチャー。
どうなったのかわからぬまま、部屋で少し居眠り。

すると、1時間後・・・
雨がやんだから、行けるらしい。