想定外、想定外、想定外。

Country
Indonesia
Location
Jakarta / Rangkasbitung
Schedule
2014-08-18-2014-08-24
Target
Opal
インドネシア行きを決めたはいいが、
時間がない!!

インドネシアのどこにオパールがあるのか!?
日本語サイトにあったのは、
西に100km程のLabak地方にあるらしいということだけ。
でも、Google Mapで調べても、
Labakという地名はないみたい。

もうひとつのキーワードは、Kalimaya、Banten。
オパールと関係あるらしいが、
ローカルな場所の名前なのか、
オパールのローカル名称なのか、
イマイチよくわからない。

そんな中、
ジャカルタから、西に100km程の場所に町を見つけた。
とりあえず小さいながらも町のよう。
ジャカルタには午前中に着くので、
タクシーで向かうことに。

100キロあるけど、ジャカルタのタクシーは安いらしいので、
無駄に時間を使うのはやめて、
タクシー移動。10000円以内で収まるといいな。

という計画で、出発。

無事、インドネシア上陸。
SIMカードもゲット!

さっそく、タクシー乗り場へ。
インドネシアは、タクシーの当たり外れが大きいらしく、
シロートは、ブルーバードというタクシー以外には
乗らない方がよいらしい。
その次が、エクスプレスタクシー。こっちのほうが若干安いらしい。
その他は、ほとんど残念タクシー。かなりぼられるらしい。

私たちは長距離なので、少しでも安くと思い、
かかんにエクスプレスタクシーを選択。

乗り場に向かう途中、
ブルーバードでも、エクスプレスでもない
タクシー会社の客引きが次々とやってくる。
すべて、無視してエクスプレスの乗り場へ。

ところが、ここで大問題発生!!!!
タクシー乗り場に行き、行き先を告げると・・・

「そこには行けない!!!」

なぜ!?
なんど聞いても、そこには行けないという。

ならば、信頼のブルーバードタクシーにお願い。
すると・・・

「そこには行けない!!!」

やっぱり同じ答え。
うーん、どうも空港からは街中までしか行かないらしい。
ネット情報だけど、どうも道を知らない運転手さんが多いらしく、
それで遠くには行かないシステムにしてるのかも。

その町へは、普通、電車で行くみたい。

う〜ん、どうしよう。
最初から想定外・・・

すると、
先ほどの客引きがやってきた。

「うちならその町まで行くよ。」

うそくさい。
うそくさい。
うそくさい。

行ってくれるのは嬉しいけど、
ぼったくられるか、
最悪、その町まで行かない。
(すべて勝手な決めつけだけど)

なので、お断り。

電車で向かえるのならば、それで行こう!
と調べてみると、2、3時間後に電車があるらしい。
というわけで、その駅までタクシーで行くことに。



タクシーはぼられることなく無事到着。
おおっ、なんだか今までと違う雰囲気。
これはかなりローカルな駅だな。

さっそく、チケットを買いに。
すると・・・



チケットがない。
というか、ネットで調べた電車がない!!!

ない!

ない!!

ない!!!

やばい!!!!

またまた想定外!!

インドネシアは英語が通じると聞いていたけど、
やっぱりローカルな場所は通じない。

いろんな人に話しかけ、行きたい場所を伝える。
と、4時間後ぐらいに電車があった。

4時間後!!!

あー、もう今日が終わってしまう。
どうやらつい最近ダイヤ改正があったらしい。
かんべんしてよ〜。

今日少しでもオパールに近づきたかったのに、
今日は移動で終わってしまう。

とはいえ、他に行く方法がないので、
チケット購入。

空き時間がたっぷり出来てしまったので、
近くを散策。



インドネシアはほとんどの人がイスラム教らしく、
女性用の巻物がずらり。



駅から見えていた
巨大なショッピングモールのような建物の中には、
衣料品の問屋さんがずらり!!かなり大規模。
サッカーのユニフォームとか、ニセモノなんだか本物なんだか、
とにかくみんなたくさん買い付けに来ている。
でも、今は洋服より、食べ物がほしいよ〜。
探しても食料は全然見つからないので、
ベンチに座って、ひたすら仮眠。
なんだか日頃の採掘の疲れが溜まってきているよう。

ようやく時間になり、電車へ。
指定席だけど、列車の番号がよくわからないので、
近くにいる人達にかったっぱしから声をかけ、
教えてもらう。



夕暮れの車窓から見える景色は、
汚いゴミの山と、線路脇ギリギリに建てられた貧しく連なったトタンの家。
しばらく走ると町を抜けたのか、美しい棚田とバナナの木が広がっていた。
ときどき小さな町の近くの踏切に来ると、
おびただしい数のバイクに乗った人達が見えた。

観光客など誰もいない。100%インドネシア人。

これはこれは楽しすぎる。
きっと行った先も、観光客など来ない場所なのだろう。

宿あるかな!?

それだけが心配。



車内で出会った人に、
ダウンロードしたばかりのインドネシア語のアプリで、
宿はないか聞く。

すると、みんな口をそろえて「カリスマホテル!」
目をキラキラさせてる。
どうやら、有名なホテルらしい。
カリスマなんていいひびき!
みんなを引きつける何かがあるホテルなのね!



無事、目指していたランカスビトゥン駅に到着。
コンビニもあるし、なかなかな町並み。
一緒に降りた地元のお兄ちゃんがもうひとつ宿があると教えてくれて、
行ってみたけど、スタッフの感じが悪くて、
やっぱりカリスマホテルに行くことに決めた。

駅から少し離れているので、バイクタクシーに乗って、
噂のカリスマホテルへ。

カリスマホテル・・・すごかった。
ちょっとした娯楽施設のよう。
体育館らしき場所があったり、プールがあったり、
きっとみんなここへ遊びにきてるのかな。
お部屋は広かったけど・・・
シャワーのお湯がでなかったり、
ベッドのシーツが明らかに数ヶ月くらい替えられてない感じで
カビまみれだったり・・・
お部屋をチェンジしてもらったけど、
1泊が限界かも・・・。

なんとかここまでたどり着いたけど、
オパール全然見かけないし、
なんだか今回はオパールにたどり着ける手がかりが全然ない。
あと数日で何かつかめるかな?

そんな不安を抱いていたその夜、
奇跡的な展開が・・・。

食料を調達しに、コンビニで買い物をしていると・・・。

「あ、日本人ですか?」

流ちょうな日本語が聞こえて振り返ると、
一人の男性が立っていた。

ええええ???日本語??
日本人?
と思ったら、地元インドネシアの方だった。
彼の名前はチャンドラさん。
どうやら日本の埼玉で働いていたことがあるそうで、
日本語がかなり上手い。
日本語で会話する私たちに気がついて声をかけてくれたよう。

英語が全然通じないインドネシアで、
これはなんというラッキー!
この人なら、オパールのこと知ってるかも!
と、聞いてみると・・・

「はい、オパールありますね。
 私、明日休みなので、大丈夫です。連れて行きます。」

なにーーーっ!?
本当ですか!?

一歩、オパールに近づいた!